【昨年の名張川納涼花火大会】

 三重県名張市の名張川納涼花火大会実行委員会は、今年の花火大会を7月27日に開催すると発表した。運営資金を確保するため、初めてクラウドファンディング(CF)を実施し、広く支援を募る。返礼品に指定観覧席(5000円)や花火玉の貯金箱(同)の他、大観衆の前で大切な人に花火とともに思いを伝える「プロポーズ限定特別セット」などを用意する。

返礼品の貯金箱となる花火玉

 同実行委によると、同花火大会は1931年に始まり、代替開催を含めて今年で82回目。同市黒田の名張川左岸で午後8時から、約4000発の打ち上げを予定している。昨年は約6万人が来場したという。

 今回のCFは「うぶごえ」(https://ubgoe.com/)を利用。5月5日午前9時に専用ページを公開し、募集を始める。目標金額は200万円。

 返礼品のプロポーズ限定特別セットは20万円で、限定1。駐車場1台分と今年と来年のペア指定観覧席の他、予算の範囲内で好きな花火を打ち上げたり、実行委にプロポーズの演出を頼んだりできる。

 花火玉の貯金箱は、打ち上げ花火に使用する花火玉(火薬なし)に穴を開けて貯金箱にしたもので、直径約13センチ。他に花火開始時のカウントダウンを担当できるセット(駐車場1台とペア指定観覧席が付きで3万円。限定1)などもある。

 実行委事務局の担当者はプロポーズのセットについて「花火はスターマインを選ぶことも可能。これほど多くの人の前でプロポーズする機会はないと思う」と話し、CFについては「市内外の皆さまにご協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

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