女子サッカー・なでしこリーグ1部の6節が4月21日、千葉県の鴨川市陸上競技場などで6試合あり、伊賀FCくノ一三重はオルカ鴨川FCを1‐2で敗れた。順位は12チーム中5位から7位に下げた。

 くノ一は今季3敗目。開幕からの2試合を連勝して以降、白星から遠ざかっており、前節に続いて複数失点を喫した。攻撃では90分を通じて放ったシュートは1本だけだった。

 先制を許したのは前半30分、自陣からのビルドアップ時に隙を突かれ、カウンターを許した。後半12分の2失点目も自陣から攻撃を構築しようとした場面を狙われ、慌てて再開したスローインの球を奪われ、一気に逆襲された。

 1点返したのは同30分。DF秦美結のロングパスに反応したFW西川明花が相手守備ラインの裏を抜け出し、今季4ゴール目を右足で決めた。

 試合後、北村隆二監督は「前半での失点がチームとしての課題であり、注意していたけどバランスを崩してしまった。後半はしっかり自分達の流れをつかもうと立ち上がり頑張っていたが、スローインのところから慌ててしまって相手に崩されてしまった」とコメントした。

 くノ一は次節の28日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場で4位のニッパツ横浜FCシーガルズと対戦する。

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