【会場に並ぶ予定の作品】

 三重県伊賀市出身で、陶磁器デザインの先駆者として知られる日根野作三さん(1907‐84)の作品展「伊賀が生んだクラフトデザインの先駆者―地元に遺したもの―」が、4月13日から5月6日まで同市別府の市ミュージアム青山讃頌舎で開かれる。

 日根野さんは伊賀を拠点に、東海や関西の陶業地を巡り、機械化されたものではなく、手作りによる近代的生活工芸クラフトの普及に努め、戦後の陶磁器デザイン界をリードしてきた。昨夏に津市の三重県立美術館で開かれた回顧展も盛況だったという。

 今回の展示会は、作品を保管していた伊賀市丸柱の陶芸家、小島憲二さんが企画。小島さん保管の作品を含む約70点が会場に並ぶ予定で、大皿や茶わん、とっくりなどの他、日根野さんが描いた自画像なども出展される。

 戦時中、日根野さんは佐那具陶磁器研究所で1年10か月にわたって磁器製作に携わったといい、今回は当時の作品も並ぶ。小島さんは「ほとんどの方が初見である作品が並ぶ貴重な作品展。特に研究所の作品は必見」と来場を呼び掛けている。

 20日は県立美術館学芸員の髙曽由子さん、27日は小島さんを講師に迎え、午後1時30分からギャラリートークがある。定員は各15人(予約制)。

 5月3、4、5日は呈茶会も催される。午前10時、同11時、午後1時、同2時からで、各回8人(予約制)、参加費は400円。

 いずれも申し込みは青山ホール(0595・52・1109)、問い合わせは伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)へ。

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