【「三重大学病院メディカルラリー2024」で優勝した「NABARI E.M.S Team Shin~心~」のメンバー=名張市鴻之台1で】

 医師と看護師、救急救命士で編成したチームが病院搬送前の救護技術を競う大会「三重大学病院メディカルラリー2024」で、三重県の名張市立病院と市消防本部の有志チーム「NABARI E.M.S Team Shin~心~」が優勝した。4月4日に北川裕之市長を表敬訪問したメンバーたちは、「互いの理解が深まった」「経験を地域医療に生かしたい」と語った。

メディカルラリーの課題に挑むメンバーら(チーム提供)

 大会は3月23日に津市であり、九州や沖縄などを含む県内外の17チームが参加した。「Shin~心~」は25歳から34歳の計8人のメンバーが出場し、2017年以来3度目の1位に輝いた。

 チームは15年に結成され、現在は約30人が所属。県外の過去の大会を含めると、通算6回目の優勝となった。トレーニング方法や過去の大会の反省点などはデータを蓄積、共有しており、今回のメンバーはそれらを基に今年1月から週2、3回、日中の勤務後に2時間ほど同病院や消防本部に集まって練習を重ねてきた。

メディカルラリーの課題に挑むメンバーら(チーム提供)

 大会では、交通事故の現場で複数のけが人がいる、飲食店で窒息した人がいるなどの場面想定で計8つの課題が出され、各約15分の制限時間の中で挑んだ。救急救命士役を看護師が務めるなど、本来の役割と異なる役割があえて設定された課題もあったという。

 リーダーで名張消防署救急救命士の山下純輝さん(34)は「僕らの仕事は病院前で活動することだが、病院が必要な情報、入ってからどういう治療をするのかなど、自分たちの活動にプラスになることを学べた」、市立病院循環器内科医師の廣田有美さん(30)は「練習の中で、救急隊や看護師がどのような動きや考え方をしているかなど、よく知ることができた」とそれぞれ振り返った。

メディカルラリーの課題に挑むメンバーら(チーム提供)
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