【展示予定の作品を紹介する百上さん=伊賀市で】

 「途切れがちになった昔からの縁がつながる場にもなる。絵や地元での個展を続けてきてよかった」。三重県伊賀市長田出身、神戸市在住の抽象画家、百上奈歩さん(34)の個展「弥勒世果報‐ミルクユガフ‐」が、3月26日から伊賀市内で開かれる。

 名張桔梗丘高の美術部で油絵を始め、大阪芸術大では抽象画を専攻し、アパレル業界を経て創作に専念。これまでに大阪、神戸などで個展を開き、地元では2020、22年に続いて3回目となる。

 生と死を連想させる、ダイナミックな世界と静かな世界を、モノクロを基調とした表現で描くのがライフワーク。今回の個展のタイトルは、沖縄の方言で「神が治める平和な世の中」を意味するといい、さまざまなテーマが混ざり合った大小さまざまな約30点を披露する。

 大きいものでは、80号サイズの抽象画や、幅2・6メートルの布に描いた作品もあり、百上さんは「地元での個展は、創作を続けていくモチベーションにもなっている。新作も披露するので、ぜひご来場を」と話していた。

 個展は同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で4月4日まで。時間は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。入場無料。

 会期中の3月30日には、ボリビアを代表するフォルクローレ(南米の民族音楽)のギター・チャランゴ奏者として知られる木下尊惇さん(愛知県出身)のコンサートも開かれる。

 19歳でボリビアに渡り、現地の音楽グループ「ルス・デル・アンデ」のリーダーとして精力的に活動。日本に拠点を移してからも、フォルクローレの心を全国各地に伝えるため、弾き語りによるライブを続けている。

 コンサートは午後1時30分からと同4時からの2部制で、入場料は2500円。要予約。

 問い合わせ、申し込みは同ギャラリー(0595・22・0522)まで。

2024年3月23日付864号11面から

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