【表彰状を手にする森本会長(左)と森井事務局長=伊賀市四十九町で】

 農林水産省の鳥獣対策活動表彰で、被害防止部門(団体)の農村振興局長賞を受賞した三重県伊賀市比自岐地区の鳥獣対策協議会が2月22日、市役所に報告した。

 同協議会は2008年に設立。比自岐地区にある3集落の全世帯144戸(2023年10月末現在)が当番制で全長約18キロある侵入防止柵の定期的な点検と補修作業、2台設置した鹿用の大型捕獲おりを管理する他、猿対策として県農業研究所との協力で遠隔操作システムを活用した捕獲活動を実施している。

 これらの取り組みで、イノシシやニホンジカによる農作物の被害金額が大幅に減少し、ニホンザルによる被害は皆無にまでなった。全体の被害金額も活動開始時の約650万円から22年度には約14万円まで大幅に抑えることができた。

 表彰式は15日に都内であり、2023年度の被害防止部門と捕獲鳥獣利活用部門の受賞者は農水大臣賞に2団体、農村振興局長賞に個人2人と同協議会を含む4団体が選ばれた。同協議会の森本壽一会長(73)は「少子高齢化が進み、これからの活動が心配だが、地区民の協力で継続していきたい」、同席した森井博一事務局長(73)は「受賞が励みになる。やる気が湧き、ありがたい」と喜びを語った。

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