【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

 三重県警名張署は2月22日、名張市の70代男性が架空料金請求の特殊詐欺被害に遭い、80万円分の電子マネー利用権をだまし取られたと発表した。

 同署によると、11日午後0時ごろ、男性の携帯電話に「請求の件」などと書かれたショートメッセージが届いた。男性が記載された番号に電話したところ、「NTTファイナンス」を名乗る男から「アダルトサイトの登録料が未納。裁判にかけられるが救済制度がある。料金を支払っても95%戻る」などと言われ、指示通りに市内のコンビニで30万円分の電子マネーを購入し、カードの番号を男に伝えた。

 13日には「日本保護センター」を名乗る男から電話で追加の電子マネーの購入を指示され、別の2か所のコンビニで30万円と20万円の電子マネーをそれぞれ購入して番号を伝え、だましとられた。

 15日に更に別の団体を名乗る男から電話があり、不審に思った男性が同署に相談。同署が22日に被害届を受理した。

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