三重県名張市神屋の国津の杜「はぐくみ工房あららぎ」で、糸のこ木工と竹細工の体験教室が12月に開催される。両教室の参加者を募集している。
木工教室は3日。同市百合が丘東で伊賀まちかど博物館「花峰木彫博物館」を運営する木彫り作家、長谷川重峰さん(79)と木工芸作家の武田裕子さんが指導する。
「電動糸のこ」でヒノキの板を切り抜き、来年の干支「辰」と2024年の数字をデザインした作品を作る。午前(9時半から正午)と午後(1時から3時30分)の部があり、募集人数はそれぞれ10人。参加費は1人1500円(材料費込み)。11月26日までに電話で申し込む。
長谷川さんは「糸のこの歯に当てる板の角度によって、図案通りの直線や曲線に抜くことができる。小学高学年から楽しめる」と参加を呼び掛けている。
12月10日は、桜井市在住の竹造形作家、峙博恭さん(77)による竹細工講座。午前(9時30分から正午)と午後(1時から4時)の部で内容が異なり、午前は「竹枝ペンダント」作り。5年以上乾燥させて水分が抜けた竹をろうそくであぶって独特のつやを出し、自在に曲げながらペンダントを作る。参加費は1人1500円(同)。
午後の部は「クワガタ」を作る。胴体にあらかじめ開けた穴に、枝の細い部分を用いてろうそくで曲げて差し込む。角や触覚も制作する。参加費は1人2300円(同)。
募集人数はいずれも10人で、3日までに電話で申し込む。同市初瀬にギャラリーを構える峙さんは「多くの人に竹細工の面白さを体験してほしい」と話している。
申し込み、問い合わせは同工房(0595・62・6920)へ。
2023年11月11日付855号23面から
- Advertisement -