生活安全課長 後藤直也
名張警察署から「女性に対する暴力をなくす運動」についてお知らせします。
毎年11月12日から25日は、「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。暴力は、性別や加害者・被害者の間柄を問わず、許されるものではありませんが、特に女性に対する配偶者などからの暴力、性犯罪・性暴力、ストーカー行為、人身取引、セクシャルハラスメントなどは、重大な人権侵害に当たり、大きな課題となっています。
この運動は、社会全体で人権の尊重のための意識を高め、女性に対する暴力問題に関して、より一層、取り組みを強化していくことを目的としています。配偶者からの暴力事案などの被害に遭われた方の一部には、自身が被害に遭っていると認識していなかったり、暴力などを受ける原因は自身にあると考えてしまっている状態に陥ったりと、警察や関係機関へ相談などがなされず、潜在化しているケースも存在します。
警察では、配偶者からの暴力などの被害に遭われた方に対して、相談内容に基づき、必要な支援措置などを行うとともに、状況に応じて関係機関と連携しながらの対応も行っています。配偶者からの暴力などの被害に遭われたことについて、相談すべきか悩まれている方がみえる場合は、一人で悩まずに警察などへ相談してください。
また、生命や身体に危険を生じる恐れを感じた場合などの緊急時には、迷わず110番通報をして頂くようにお願いします。
警察では、被害などに遭われた方の力になれるよう、引き続き配偶者からの暴力相談などを始めとする各種相談に対応し、実施すべき支援措置などを行うとともに関係機関と連携しながら取り組んでまいりますので、いつでも相談をお願いします。
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