【ちらしを配りながら買い物客に情報提供を呼び掛ける伊賀署員=伊賀市服部町で】

 8年前に発生した未解決の死亡ひき逃げ事件で三重県警伊賀署は10月30日、署員10人が現場近くのコンビニ店と市内の大型スーパーで情報提供を求めるちらし計200枚を配布した。

 事件が発生したのは2015年10月30日の午前0時45分ごろ、同市千歳の名阪国道伊賀一之宮インター北にある松原交差点から市街地方面に約200メートルの国道25号で派遣社員の男性(当時41)がコンビニ店から湯を入れたカップラーメンを手に自宅に向かって歩いて帰る途中、ワンボックスカーに背後からはねられた。約1時間後に車で通りかかった男性から「道路脇に男性が倒れている」と通報があったが、男性は頭の骨を折るなどして死亡した。

 逃走した車両は、現場で見つかった部品から01年以降に製造されたキャラバン(日産)、またはコモ(いすゞ)のワンボックスカーと特定。左前部やサイドミラーが破損した可能性が高いという。

 交通課の岩越政智課長は「事件をこのまま風化させてはいけない。どんなに小さなことでもいいので、情報があれば寄せてほしい」と協力を呼び掛けた。

 情報提供は同署(0595・21・0110)へ。

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