三重県名張市教育委員会は10月30日、市立蔵持小(蔵持町原出)で29日朝から停電が発生していると発表した。校舎に電気を送るため、地下に埋設している高圧ケーブルの劣化が原因という。

 同市教委によると、29日午前5時30分ごろに委託業者が漏電を検知。高圧ケーブルは長さ約30メートルで、埋設後24年が経っていた。非常用の発電設備により照明は点灯するが、給食室の調理機器や固定電話、職員のパソコンなどが使えない状況だという。

 30日は午前中のみ授業を実施し、給食を提供せず正午に児童を下校させる。31日は授業を通常通り行い、昼食は弁当を持参してもらうという。

 資材が確保でき次第、高圧ケーブルの取り換え作業を実施する予定で、現段階では復旧に数日を要すると見込んでいる。

 同小の9月1日現在の児童数は183人。


 市は10月31日に高圧ケーブルの交換が行われ、午後3時30分に停電は解消されたと発表した。

※2023年11月1日午後10時35分追記

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