【着物リメイク教室ちくちくうさぎ】

 三重県名張市の「着物リメイク教室ちくちくうさぎ」による展示即売会が、10月29日に同市内で開かれる。教室生らが自分で仕立てた衣装に身を包んで登場する恒例のミニファッションショーがあり、普段着や作業着としても親しまれる「作務衣」のアレンジにも挑戦している。

 講師を務める岡本紀代子さん(71)が2011年から百合が丘市民センター(百合が丘西5)で開いている同教室には、50代から80代の女性約20人が集まり、和気あいあいとブラウスやチュニック、コートなど好みのものを作っている。

 岡本さんは、外国の歌手が作務衣風の衣装で歌って踊る姿を見て「本来は作業着として着られる作務衣が、世界からも注目されているのでは」と感じたそうで、冠婚葬祭などでも気軽に着てもらえるよう、留め袖や喪服の生地を使った作務衣も作っているという。

 昨年のショーを見て習い始めたという伊賀市の女性は「家にたくさん着物があり、何かできないかと思って」と参加。大島紬でスカジャンに挑戦している女性は「夫が『早く着てみたい』と言っている」と笑顔で話した。

 展示即売会は同市民センターを会場に、午前10時から午後4時まで。入場無料。ミニファッションショーは午前11時からと午後1時30分からの2回を予定している。

 問い合わせは岡本さん(080・5123・9826)へ。

2023年10月28日付855号21面から

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