三重県名張市教育委員会は10月26日、市立桔梗が丘中学校の男性教頭(60)が校内全ての扉の鍵を開け閉めできるマスターキーなど3点を6日に紛失したと発表した。不審者の侵入や個人情報流出などの被害は確認されていないという。

 同市教委によると、紛失したのはマスターキーとカード型の警備用認証キー、市役所にある小中学校文書ロッカーの鍵で、リングに通して1つにまとめ、男性教頭が管理していた。6日午後5時30分ごろに教室など校内の戸締りで使用した後、職員室に戻って雑務を行い、同8時30分ごろに退勤しようとした際に紛失に気付いたという。

 その後、職員で校内などを入念に探したが未だに見つかっていない。市教委は、既に対応済みの校長室と職員室を含め計26か所の鍵を交換する方針。鍵の交換により、数十万円の費用がかかる見込みだという。

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