【名張少年野球団】

 10月28、29日に開かれる「第45回三重県学童軟式野球大会」に、三重県の伊賀地区代表として名張少年野球団と美旗グリーンベアーズが出場する。チームを引っ張ってきた6年生にとって最後の試合を控え、選手たちは「まず1勝」を目標に練習に励んでいる。試合は伊賀地区と亀山市の計4か所で行われ、名張は1回戦で水野球少年団(松阪市)、美旗は答志野球スポーツ少年団(鳥羽市)と対戦する。

普段通りの守備を 名張少年野球団

 名張少年野球団は11年ぶりに、5月のマクドナルドトーナメント、9月のろうきん杯に続く3度目の県大会出場。中野健太監督(44)は「ここまでの2大会は力を発揮できなかった」と振り返るが、「普段通りの守備ができれば自分たちのペースがつかめる」と”三度目の正直”に期待を寄せる。

 優勝した8月の伊賀名張予選は「皆でつなぐイメージがしっかりできていた」と話す、キャプテンの西垣幸多郎さん(名張小6年)は「走塁でかき回して先制点を取り、守備のリズムも上げて勝ちにいけたら」と県大会への抱負を語った。


美旗グリーンベアーズ

粘り強くつないで点を 美旗グリーンベアーズ

 伊賀名張予選で名張少年野球団に敗れた美旗グリーンベアーズも、準決勝まで全てコールド勝ちと実力をみせ、約2年ぶりの県大会出場を決めた。「とにかく楽しく野球をしてほしい」と願う町井博明監督(35)の指導のもと、上位からつないで機動力で主導権を握る試合スタイルが特徴だ。

 キャプテンの谷山愛太さん(箕曲小6年)は「粘り強く、しっかりつないで点を取りにいきたい」とチームの目標を話し、個人としては「ヒットを打って、守備でも周りから『すごいな』と言われるように頑張りたい」と笑顔で話した。

2023年10月28日付855号18面から

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