【脳トレサークル「和と輪」】

 漢字の読み書きなどを通じて交流を図っている脳トレサークル「和と輪」。三重県名張市美旗町南西原の美旗市民センターを拠点に、楽しい時間を過ごしている。

 主宰しているのは、市内でそろばん教室を開いている谷本和代さん。「引っ込みがちなコロナ禍に、何か自分にできることはないだろうか」と思い立ち、2年前に立ち上げた。

回重ね 増える笑顔

 メンバーは60、70代の男女8人で、毎月第2水曜の午前10時から1時間、漢字パズルをメインにクイズや問題などに取り組んでいる。

 活動に使う設問などは「得意な人もそうでない人も、楽しんでもらえるものを」と谷本さんが用意する。回を重ねるごとに仲間の交流も深まり、笑顔が増えてきたという。

漢検にも挑戦

 日本漢字能力検定協会の漢字検定に挑戦するメンバーもおり、昨年10月には杉岡順子さん(70)が準2級、今年6月にはサークル代表の藤澤武雄さん(78)が2級、福居実さん(69)が準2級にそれぞれ初挑戦で合格した。

 当初は「漢字が得意ではなかった」という藤澤さんは「書いたり覚えたりすることで脳が活性化し、生き生き過ごせている」と笑顔だ。

2023年10月14日付853号2、3面から

- Advertisement -