【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

刑事課長 竹下伸樹

 今回は、クレジットカードの不正利用についてお話しします。

 サイバー空間が社会経済活動を行う上で重要なものとなる一方、不正アクセスなどによる情報流出が相次ぎ、極めて深刻な情勢にあります。名張警察署で相談が多いものに、クレジットカードの不正利用があります。不正利用の手口は、大きく分けると2パターンが挙げられます。

 一つはインターネットの不正利用で、他人のカード情報をインターネット上のサイトに入力して買い物の支払いをすること、もう一つはお店での不正利用で、盗んだり拾ったりして手に入れた他人のカードを自分の物にして支払うことです。

 カード情報が盗まれる手口としては、①フィッシング②スマートフォンで撮影③遺失・盗難がありますが、いずれも他人にインターネット上やお店で不正にカード情報が使われる被害が起きています。

 クレジットカードの不正利用被害を防ぐために必要なことは①クレジットカードを他人に見せない②クレジットカード情報をネット上の信用できるサイト以外で入力しないということです。カード情報を安易に他人に見せたり、入力してはなりません。

 また、前述のようにフィッシングの被害が増えています。クレジットカード番号やID・パスワードを入力させるなどして、不正に個人情報を入手するフィッシングメールがありますが、金融機関がメールでカード情報や暗証番号を聞いてくることは絶対にありませんので、不審なメールが来た場合は直接金融機関に確認してください。個人情報の入力を求めてくる内容のメールには、細心の注意を払う必要があります。

 被害の相談については、名張警察署(0595・62・0110)までお問い合わせください。警察は、住民の皆さまが安心して暮らせるように頑張っておりますので、引き続き、ご協力をお願い申し上げます。

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