【上野天神祭のため、だんじり会館から各蔵に戻る福居町と鍛冶町、西町の3基=伊賀市上野丸之内】

 国の重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産に登録されている三重県伊賀市の「上野天神祭のダンジリ行事」が10月20日、初日を迎えた。21日は足揃の儀や宵山巡行があり、22日はみこしや鬼行列、9基のだんじりが市街地を練る。

 鬼行列とだんじり巡行を取り仕切るのは上野文化美術保存会。20日は、同市上野丸之内のだんじり会館に展示していた3基を搬出し、各蔵に戻った。

 2日目の午後1時半からは鬼行列が大御幣を先頭に同市上野相生町を出発。釣り鐘やおのなどをかついだ「ひょろつき鬼」ら約百数十体の鬼が上野徳居町までの約800メートルをゆっくりと練行する。

 だんじりは午後2時ごろに9基全てが銀座通りに集結し、お囃子を演奏。宵山は午後6時からちょうちんなどを点灯し、街中を巡行する。

 最終日は午前9時に「東の御旅所」(上野車坂町)を出発。鬼行列やだんじりは上野徳居町まで市街地の東西を練る。いずれも雨天中止。期間中は車両の交通規制がある。

 期間中の問い合わせは同祭地域振興実行委員会事務局(上野商工会議所内=080・9494・1519)へ。

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