【寄贈品のテーブルと椅子の前に並ぶ(左から)中西代表取締役、下川支店長、堀校長=名張市東町で】

 三重県名張市元町の南都銀行名張支店は10月17日、同市西田原の物流会社「シンキ配送」が発行する私募債を受託し、同市東町の県立名張高校にテーブル4台と椅子12脚を寄贈した。

 発行手数料の一部を地域貢献に役立てる「SDGs私募債」の仕組みを活用した。同高の卒業生が同社に就職している縁から、3年連続で贈り先に選ばれた。昨年はテーブル7台、一昨年はノートパソコン1台を贈っている

 今回の寄贈品のテーブルと椅子は、前年と同じく2階のコミュニケーション室「トマトルーム」に設置された。既に生徒たちが自習や休憩の際に愛用している。

 寄贈式に出席した同行の下川哲也支店長は「これからも継続的に地域貢献をしていきたい」、同社の中西律夫代表取締役は「毎年寄贈できるよう、骨太の会社にしていきたい。生徒から『使いやすい』と言ってもらえてうれしかった」と述べた。堀昌弘校長は「ご支援頂き、本当にありがたい。これからも地域になくてはならない学校を目指していきたい」とあいさつし、感謝状を贈った。

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