【感謝状贈呈式に出席した今井さん(左)と今村署長=名張市蔵持町芝出で】

 架空料金請求の特殊詐欺被害を未然に防いだとして、三重県警名張署の今村悟署長は10月12日、名張市希央台5のファミリーマート名張希央台店オーナーの今井智さん(48)に感謝状を贈った。

 同署などによると、9月24日午後10時ごろ、市内の60代男性が10万円分の電子マネーを購入しようと来店。高額にも関わらず買い方が分からない様子だったため、今井さんが不審に思い、「何に使われるのですか。詐欺被害が多いですが大丈夫ですか」などと声掛けを行った。その後、店が警察に通報し、被害を未然に防いだ。

 男性はインターネットでパソコンのゲームソフトをダウンロードしたところ、ウイルスに感染しているとの警告文と電話番号が画面に表示され、連絡した相手から、セキュリティソフトの契約のために電子マネーを購入するよう指示されていたという。

 同署であった感謝状贈呈式で、今井さんは「詐欺が多発しているので、被害を防ぐため力になれて良かった」と話した。

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