三重県伊賀市の上下水道部は10月11日、基本料金減免後の水道料金と消費税額の通知文書に誤って減免前の料金を記載し送付していたと発表した。基本料金の減免は市が実施する物価高騰対策事業の一つ。送付したのは5、6月分の使用量を7月に検針した市内の一般家庭や事業所のうち880件。実際の料金引き落としは金額に間違いなかったという。

 発送は7月31日付。使用者宅に投函する検針票以外に、別途郵送を希望した場合、検針月の月末付けで「使用水量等のお知らせ」を送付している。誤った通知には全額減免になるはずの基本料金2か月分が13ミリの口径で1320円、250ミリで44万円を上乗せしていた。

 上下水道部によると、今月10日正午ごろに市内の事業者から問い合わせがあり、ミスが発覚した。水道料金の計算徴収業務を委託する民間業者が料金システムで減免の一括処理する前に通知文書を印刷してしまい、上下水道部でもチェックしていなかったと説明した。

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