【本番に向けて練習に励む「伊賀コミュニティオーケストラ」の皆さん=伊賀市阿保で】

 弦・管・打楽器奏者33人が集まる市民管弦楽団「伊賀コミュニティオーケストラ」の第20回定期演奏会が、10月15日に三重県名張市松崎町のadsホールで開かれる。20回という節目ではあるが、「これから先に向けて、普段の練習の成果を聴いてもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 2002年、「伊賀でオーケストラが活躍できる場をつくろう」と結成され、年1回の定期演奏会や「さんさん名曲コンサート」への出演など活動を続けている。団員は20代から80代まで幅広く、伊賀地域のみならず近隣府県から通う人も少なくないという。

 今年の演目は、シューベルトの交響曲第7番「未完成」、シベリウスの交響曲第2番。指揮は鳥居明夫さん、松田徳秀さんで、団員の他に35人が賛助出演する予定。

 新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった昨年の定期演奏会を経て、「オンラインでのミーティングやミニ発表会なども開き、メンバーが離れないよう工夫し合って活動を続けてきた」と振り返る事務局長の二階堂樹さん(50)は「これからも活動を継続・発展させ、次世代を育てていきたい」と思いを語った。

 演奏会は午後2時開演。入場料は一般1000円、高校生以下500円で、全席自由。チケットは同ホールで販売している。

2023年9月9日付851号6面から

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