【店舗スタッフとの打ち合わせの様子=名張市東町で】

 三重県立名張高校(名張市東町、堀昌弘校長)総合ビジネス系列ビジネス専攻で「観光ビジネス」の科目を選択する2年生27人が、地元の青蓮寺湖ぶどう組合のブドウを使った商品を開発した。昔からの町並みが残る旧町エリアで10月8日に開かれるイベント「隠街道市」で販売する。

アイデアを出して話し合う生徒たち=同

 昨年、当時の2年生が授業の一環で同組合のポスター制作やブドウ狩りを盛り上げるためのプレゼンテーションなどをした。その際、「アイデアを出すだけではなく実践してみたら」との提案を受け、そのまま後輩へ引き継いだ。

 先輩たちの意見を参考にしながら「地域を意識して」をテーマに、更に検討。地元の「Y’Sカフェ」「さわだ一休庵」と協力してスイーツ3種、ドリンク1種を作った。

 スイーツは、忍者の顔を描いたクッキーをトッピングした「ぶどうパフェ」、飴と淡雪の味が楽しめる「ぶどう飴」、白あん、こしあん2種でオオサンショウウオの顔を模した「オオサンショウウオ大福」。ドリンクは、ブドウをタピオカ風に使い、下からライトで照らす「光る。竹あかりジュース」。

 当日は午前9時30分からそれぞれ約100個を販売する。また、バルーンアート作品が当たるクイズや体験コーナーも設置する予定。

CMも作成

 パフェ開発に携わった上野杏果さん(16)と髙鴨凛さん(16)は「多方面から考えないといけないので、思った以上に大変だった。CMも作成してケーブルテレビでも流れるので、たくさんの人に買って頂き、地域やブドウのことをもっと知ってもらえたらうれしい」と話した。

2023年9月23日付852号21面から

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