【三重県選抜のユニホームを着た多和田さん(左)と横川さん=伊賀市小田町で】

 10月7日から岐阜県内で開かれる、中学硬式野球の中日本大会「第30回村瀬杯・ボーイズリーグ府県選抜野球大会」に、三重県伊賀地域のチーム「伊賀中央ボーイズ」から、名張市立北中3年の多和田悠人さん(15)と伊賀市立青山中3年の横川朋信さん(14)が三重県選抜の一員として出場する。

 9府県から計12チームが出場する同大会に向けて結成される三重県選抜には、県内のチームから25人が選ばれている。ここ数年、伊賀中央からは毎年選抜メンバーが出ており、主力として活躍する多和田さんと横川さんも推薦を受けた。8月中旬が最後の公式戦だったが、9月中旬からは毎週末、選抜チームでの練習に通い、約1か月長い中学野球生活を送っている。

 ミート力や守備力に定評があり、遊撃手や投手を任されている多和田さんは「実力ある選手がそろっているので、負けないよう精いっぱいプレーしたい」、持ち前の長打力を武器に急成長し、今春から右翼手や一塁手として中軸に定着した横川さんは「まずは試合に出て、優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。

 永浜春喜監督は「中学時代の総決算になるよう、チームでやってきたことを発揮してほしい。こうした貴重な経験を次のステージで生かし、地域の野球の発展につなげてくれたらうれしい」とエールを送っていた。

2023年9月23日付852号23面から

- Advertisement -