【過去の大会でのメダルや賞状を見せる伊達さん=伊賀市上野桑町で】

 福岡市などで開かれた「世界マスターズ水泳選手権九州大会」で、競泳の75から79歳が出場する女子400メートル自由形種目で7位に輝いた、三重県伊賀市上野桑町の伊達春江さん(79)。所属するウエストスポーツクラブ佐那具校(同市佐那具町)のスタッフから「世界の伊達」と歓迎されている。

 伊達さんが水泳を始めたのは、孫の送迎をしていた60歳の時。「待ち時間に泳いでみようかな」と気軽な気持ちで教室に入ったという。顔を水につけるのも恐かったという初心者からのスタートで、まずは水に浮くことから始めた。

週6日練習

 最初にマスターしたのがクロール。息継ぎもできるようになり、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの順に習得した。週に6回練習に通い、孫と同じプールでレッスンを受けている姿に、周囲からは驚きの目で見られたという。いつの間にか、孫のタイムを超え始め、今はバタフライが一番得意だ。

 65歳になると「ねんりんピック」などの大会に出場。国内大会では優勝を重ね、自宅には表彰状やトロフィー、メダルがずらりと並ぶ。

 8月の世界選手権は100か国から1万人が参加した大会で、今回は国内開催だったことから初参加。レースでは8分2秒51のタイムで見事フィニッシュ、7位になった。

 「全身を動かすので健康には一番」と伊達さん。「練習量が半端ない」とクラブのスタッフもびっくりだ。今は秋の大会に向けて特訓中で、「開催が日本である時は、また世界マスターズに出てみたい」と笑顔を向けた。

2023年9月23日付852号23面から

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