【11月6日にオープンする新いがまち図書室=伊賀市新堂】

 三重県伊賀市教育委員会は9月28日、JR関西線の新堂駅(同市新堂)南側にできる、新いがまち図書室の概要を市議会議員全員協議会で説明した。11月6日にオープンする。

 同図書室は市内に生産拠点がある工作機器メーカー「DMG森精機」(本社・東京)が建設を進めている複合施設に入居する。市教委によると、開館日は従来よりも約70日増え、時間は午前9時から午後9時まで。12月29日から翌年1月3日と、必要に応じて定める図書整理日のみ休館する。

 建物は木造2階建てで、広さは延べ床面積約970平方メートル。市は昨年3月に駅周辺の市有地約7340平方メートルを同社に約1億3600万円で売却していた。建物の賃借料は無償で、電気や水道などの必要経費は面積割合で負担し、窓口業務の経費は同社と委託契約を結び、司書資格を持つスタッフ1人が対応する。

 市の蔵書冊数は約1万冊。同社の蔵書エリアにも別に1万冊が配架され、市民はどちらも閲覧できる。席数は約100席で、うち約30席は南側のテラスに設ける。カフェもあり、施設東側の駐車場は34台分で、授乳室や返却用ポスト、図書除菌機も設置する。

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