【8月の犯罪発生マップ】

 伊賀・名張両警察署がまとめた8月中の刑法犯認知件数は、伊賀署35件(前月比14件増)、名張署27件(同1件減)だった。

 伊賀署では、空き巣・忍込みなどの侵入盗が35件計上されているが、うち27件は既に逮捕した容疑者の余罪が明らかになったもので、8月の発生は8件だった。

 名張署では、侵入盗の発生は無かったが、自動車関連犯罪で部品ねらいが2件(桔梗が丘駅前)、車上ねらいが3件(名張駅前)、オートバイ盗が2件(同)あった。

 また、「電気料金が未納です」などと自動音声のガイダンスが流れる不審電話が全国的に多発しており、警察では注意を呼び掛けている。これらは、ガイダンスに従ってキーを押すと、電力会社や警察を名乗る人物が「あなた名義で通帳が作られている」「暴力団が絡んでいて、お金を渡したと言っている」などと不安をあおり、口座の残高を教えるよう誘導したり、通帳を渡すよう仕向けたりする仕組みだという。

 両署では、こうした事案の際には慌てて対処せず、留守番電話を設定したり、自動通話録音警告機を活用したりするなどし、警察へ相談するよう呼び掛けている。

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