【作品を紹介するメンバー=伊賀市小田町で】

 三重県伊賀市内外の複数の絵画サークルで熱心に絵筆を握り、腕を磨く70代の女性4人が意気投合し、初めての作品展「楽しむ四季彩画クローバークラブ4人展」を市内で開いている。「それぞれの個性が現れた作品を楽しんで」と来場を呼び掛ける。

 中岡結子さんは、花の辞典で見たランから着想し、想像の星の世界に咲く花をアクリル絵の具で描いた。山口恭子さんは、背景をデザイン画のように夏のイメージでアレンジし、水彩で描いた「IN THE SUMMER」を出品している。

 岩島早苗さんは、滋賀県内にある廃屋などの風景を見て「この道は何処へ」という作品に仕立てた。勝真由美さんは、京都・保津川下流でアユ釣り人に出会い新鮮なアユの様子を、「清流の鮎」と題して涼感いっぱいに描いた。

 この他にも、水彩画を中心に、風景、静物、人物など、4号から60号までの十数点が並ぶ。4人は「気の合った仲間で、絵を見ながら気兼ねなく絵画談議をしている。これからも切磋琢磨していきたい」と話していた。

 会場は同市小田町の「カルチャー&ギャラリー ボンジュール」。展示期間は12月下旬までで、9月下旬に作品を入れ替える予定。営業は土、日曜の午後2時から同5時まで。臨時休業の場合あり。

 問い合わせは同店の前田さん(090・5862・9148)へ。

2023年8月26日付850号19面から

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