【名張市へのふるさと納税を呼び掛ける北川市長(左)ら=名張市井手で】

 三重県名張市は「お米の日」の8月18日、市内で9月に収穫する伊賀産コシヒカリ、田んぼ1万平方メートル(1町)分をふるさと納税の返礼品に新たに追加すると発表した。寄付額520万円で、玄米4200キロが受け取れる。

 市商工経済室によると、同市のふるさと納税の返礼品約400種類の中で、昨年11月に発表した寄付額1100万円の伊賀牛肉1頭分に続く2番目に高額な返礼品となる。「まるごとシリーズ第2弾」として、追加を決めた。

 玄米4200キロは、精米して炊くと茶碗5・8万杯分のご飯になる計算。同室は飲食店や部活動など、多人数にご飯を振舞う場面での活用を想定している。

 米を提供するのは、市内を中心に休耕田の活用を進める農事組合法人「三重伊賀里山整備活用組合」。受け付けは8月21日に開始し、収穫後の9月上旬以降に発送が可能になる。申し込みから最長1年の期間内に、30キロ単位で最多12回分割で受け取る。

 この日、北川裕之市長や同組合の関係者が田んぼの前でPRを実施した。組合の水稲主任、上加治勇さんは「畜産農家と連携しており、堆肥をしっかり投入できるのが法人の強み。生育は順調で、出来は良いと思う」、北川市長は「甘みや香り、粘りのバランスが良く、おいしいと評判のお米。ぜひこの機会にご賞味頂きたい」とそれぞれ話した。

 申し込みは「ふるさとチョイス」など7つのふるさと納税サイトの他、市のホームページから。

 問い合わせは同室(0595・63・7824)まで。

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