8月17日から北海道で開かれる全国高校総体(インターハイ)競泳種目に出場する伊賀地域在学・出身の選手たちに意気込みを聞いた。
豊川高校(愛知県豊川市)水泳部からは、ともに幼少期からイトマンスイミングスクール名張校で腕を磨いてきた名張市出身の2人もインターハイの大舞台に臨む。
自由形を専門とする3年の花山彩良さん(南中出身)は、400、800メートルで東海総体を制し、インターハイでは800メートルの連覇を狙う。安定したラップを刻めることと、後半の追い上げが大きな武器だ。今大会では個人2種目以外に4×200メートルフリーリレーにも出場を予定している。
800メートルではナショナル選手標準記録の突破も狙っており、400メートルは表彰台が目標。大会を控え、「ラストイヤーなので、後悔のない自分らしいレースをしたい」と意気込んでいる。
同高の「一人ひとりが高い目標を持ち、水泳に取り組む生き生きとした姿」に憧れて進学した1年の永守杏菜さん(桔梗が丘中出身)は、100、200メートル背泳ぎで初出場する。
力強いスタートと後半の追い上げが強みで、今はスタート力を高めようと、キックの練習に力を入れている。「前半から積極的なレースをし、自己ベストや決勝進出を狙えたら。全国制覇のためにチームに貢献したい」と思いを語った。
同高は過去10年のインターハイで女子総合優勝4回を誇る水泳の強豪として知られ、ロンドン五輪(2012年)男子400メートル個人メドレー6位入賞などの実績を持つ顧問の堀畑裕也総監督らが指導している。
2023年8月12日付849号6面から
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