【大会での活躍を誓う杉本さん=名張市役所で】

 消防士たちが救助技術を競う「第51回全国消防救助技術全国大会」に、名張市消防本部の杉本泰啓さん(27)=三重県名張市桔梗が丘=が県代表として初出場する。8月25日に札幌市で開かれる大会を前に10日、名張市役所の北川裕之市長を表敬訪問し、大会での活躍を誓った。

練習に励む杉本さん(提供写真)

 出場するのは陸上の部7種目の中の「ロープブリッジ渡過」で、水平に張られた長さ約20メートルのロープを往復し、タイムや安全性を競う。約5年前から市消防本部で働き始めた杉本さんは、翌年から競技に取り組み、週2、3回の訓練で技術を磨いてきた。

 予選となる7月の東海地区指導会では、17秒8のタイムで県1位となり、全国への出場権を勝ち取った。市消防本部によると、同競技で全国大会に出場するのは1998年以来、25年ぶりだという。

 杉本さんは「自分の力を出し切れば全国でも勝負できる。ベストパフォーマンスで上位に」と意気込み、北川市長は「体調管理には十分気を付けて、良い成績を報告して」と激励した。

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