【グレートピレニーズのサーブ(右)とボレー】

 三重県名張市松崎町の奥田正則さん(60)宅の庭から顔をのぞかせる「おっきい子」と「ちっちゃい子」のグレートピレニーズの2匹。穏やかでフレンドリーな性格で、家族だけでなく通りの人も癒やしている。

 昔から犬を飼ってきた奥田さん家族。「大人になってもこの犬種は可愛い顔をしているので」と約20年前から飼い始めたが、思ったよりいたずらで大変だったそう。

 おっきい子は「サーブ」(雄・6才)。面倒見のよいお兄ちゃんタイプ。一緒に暮らしてきた先住犬が今冬に病気で死に、寂しそうだったので今年3月に迎え入れたのが、ちっちゃい子の「ボレー」(雄・5か月)だ。天真爛漫な性格で、サーブもすっかり元気を取り戻し、じゃれ合っている。

 テニス愛好家でもある奥田さんはこれまで飼ってきた犬種に限って「ラリー」「スマッシュ」「ロブ」とテニス用語で統一してきた。隣に住む長男正幸さん(33)、瑞穂さん(33)夫婦もとても可愛がっている。ただ孫の悠正ちゃん(1)は大きい体と声が今は恐いよう。

 2匹が苦手な夏の到来だが、「これからも仲良く元気に一緒に暮らそう」と奥田さん。「しばらくは、おおらかで存在感があるピレニーズにはまりそう」とのことだが、「テニス用語が尽きてきたなあ」と笑った。

2023年7月29日付848号4面から

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