【参加を呼び掛ける怪人二十面相にふんした実行委のメンバー】

 三重県名張出身の探偵小説家、江戸川乱歩と同市を盛り上げようと、市内の有志らが今春「名張江戸川乱歩実行委員会」を結成した。8月下旬に開くワークショップに参加し、今後の活動に協力してくれる仲間を募集している。

 同会は市の地域おこし協力隊の長谷川幸太朗さんが代表を務め、会社役員やフリーカメラマンなど5人が所属。乱歩の熱烈なファンである千葉県在住の女性が名張市を訪れた際、話を聞いた長谷川さんらが「ここから何かできたらいいな」と賛同したことがきっかけだった。

 今年は乱歩の作家デビュー100周年、来年は生誕130周年、再来年は没後60年と節目が続くため、生誕地のメンバーとして継続できるイベント開催をと発起。まずは乱歩の誕生日である10月21日に「第129回江戸川乱歩生誕祭」の開催を計画した。

 更に生誕祭に先立ち、祭りの内容などについて検討するワークショップ「今年の乱歩誕生日はどうする会」を8月20日午後2時から同市元町のFLATBASEで開く。参加無料で、先着20人。

 会のメンバーたちは「くだけた感じの皆で作っていくような市民参加型のイベントにしたい。名張市内にかかわらず、乱歩が好き、興味がある方はぜひ」と参加を呼び掛けている。

 申し込み、問い合わせは長谷川さん(090・6410・9808)まで。

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