【全日本大会に出場する(右から)遠宮さん、北畠さん、彩鈴さん】

 8月17日から京都市で始まる「第8回全日本中学女子軟式野球大会」に、三重県代表として「三重高虎ガールズ」が出場する。チームの一員として活躍する伊賀市立城東中3年の遠宮空さん(15)、名張市立名張中3年の北畠未結さん(15)、妹で同中2年の彩鈴さん(13)が大会への意気込みを語った。

 県内各地から24人が集まる三重高虎ガールズは、5月下旬に四日市市であった代表決定戦で桑員ガールズに7対0で勝利し、第2回から6大会連続(2020年は新型コロナ感染拡大の影響で中止)となる出場を決めた。21年は初優勝(2チーム同時優勝)を果たしたが、昨年は優勝した栃木県代表に3回戦で敗退。今大会では18日の1回戦で佐賀県代表と対戦する。

 3人はいずれも外野手で、右翼手としての出場機会が多い遠宮さんは、持ち前の打撃力を生かして出場機会をうかがう。右打ちで長打力のある北畠さんは、昨秋の新チーム発足後に捕手から転向。彩鈴さんは流し打ちや足も絡めた攻撃が得意な、貴重な左打者だ。

 8月7日、父光一さん(41)とともに伊賀市の大森秀俊副市長を表敬訪問した遠宮さんは「中学最後の試合なので、全力で1戦1戦プレーしたい。(3回戦で敗れた)昨年の3年生の分まで頑張り、優勝を目指したい」と意気込みを話した。

 同9日、家族とともに名張市の中村岳彦副市長を表敬訪問した北畠さん姉妹は、「中学最後の大会なので、悔いの残らないようにプレーしたい」(未結さん)、「試合に出て結果を残し、チームに貢献したい」(彩鈴さん)とそれぞれ抱負を語った。

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