【啓発物品を配り、献血を呼び掛ける高校生=名張市元町で】

 暑さや休暇の関係で献血協力者が減る7、8月に合わせ、献血バスを運行する三重県赤十字血液センター(津市)は8月9日、名張市元町のイオン名張店で「サマー献血キャンペーン」を開催した。伊賀地域の高校生らが買い物客に啓発物品を手渡し、協力を呼び掛けた。

 啓発物品を配布したのは、献血推進活動をする学生ボランティア「ヤングミドナサポーター」と県学生献血推進連盟「みえっち」、名張市献血推進協議会の会員ら計約40人。学生ボランティアは、献血離れが深刻な若年層に身近に感じてもらおうと同センターが協力を依頼した。

 学生らは店舗入口付近で「献血にご協力をお願いします」と声を掛け、マスクやポケットティッシュを配布。献血には計56人が協力した。

 ヤングミドナサポーターとして呼び掛けに参加した神村学園伊賀の男子高校生は(17)は「この活動が少しでも人のためになれば」と笑顔を見せた。

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