【映画「荒野に希望の灯をともす」(DVD版)の一場面(日本電波ニュース社提供)】

 アフガニスタンなどで人道支援に取り組む民間活動団体「ペシャワール会」の現地代表を務め、2019年に凶弾に倒れた医師・中村哲さんのドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」の上映会が8月27日午後1時40分から、名張市丸之内の市総合福祉センターふれあいで開かれる。

 中村さんは戦火の中で病や貧困に苦しむ人々の治療に当たり、水資源の確保のため井戸掘りや農業用水路の建設に取り組んだ。映画は、中村さんの活動の姿をまとめた約90分の内容。

 主催は上映実行委員会in名張(福廣勝介会長)で、上映後は中村さんの活動に参加していた写真家で京都芸術大教授の中山博喜さんの講演などがある。

 福廣会長は中村さんが亡くなる数年前に京都市内の講演会場で中村さんと言葉を交わしたことがあるといい、「小柄で物静かな話しぶりの人だった。中村さんの活動から、平和の大切さを感じてほしい」と話していた。

 定員200人で、要事前予約。入場料500円、高校生以下無料。

 予約や問い合わせは同実行委事務局の内橋さん(090・1419・2148)へ。

2023年7月29日付848号15面から

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