【北川裕之市長(左)を表敬訪問した辻さん(名張市提供)】

 世界各地のボーイスカウトらが集う「第25回世界スカウトジャンボリー」(韓国で8月1から12日)に、三重県名張市在住で県立上野高1年の辻祈さん(15)が参加する。7月19日には、参加を前に北川裕之市長を表敬訪問した。

 世界スカウトジャンボリーは4年に1度開かれ、173の国と地域から総勢約5万人が集まる。今回のテーマは「Draw your Dream!(あなたの夢を描こう)」で、日本からは中学生と高校生のボーイスカウトら1260人(うち三重県2人)が派遣される。参加者はキャンプ生活をしながら、ハングライダーやバギーに乗るプログラムなどの他、他国のボーイスカウトらとの文化交流といったさまざまな体験に臨む。

 辻さんは2人の兄と、ボーイスカウトの指導者を務める母親の影響で、幼稚園の年長の時にボーイスカウトの活動を始めた。名張第3団に所属しており、キャンプや山歩きの高い技術が求められる1級スカウトを取得するなどして、世界スカウトジャンボリーへの参加が認められた。

 辻さんは「将来は獣医師になることが夢。世界の人々と交流することで、より多くの方向から物事を見られるようになりたい」と意気込みを語った。

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