伊賀市役所

【伊賀市役所=伊賀市四十九町】

 三重県伊賀市は7月20日、健康福祉部の2部署がデータ入力や封入時のミスで他人の口座情報を記載した書類や、返却を希望した療養費の領収書を誤って送付したと発表した。

 生活支援課によると、19日午前10時30分ごろ、市から送付された物価高騰支援給付金の支給要件確認書に本人以外の口座番号が印刷されていると、対象者の成年後見人をしている司法書士事務所から電話で連絡があった。この書類は7月10日に住民税非課税の9988世帯に送付し、その後の確認で計5件の記載ミスが判明した。

 確認書の口座情報には金融機関と名義人、支店、口座の種別、口座番号の下3けたを記載していた。市は昨年11月に実施した給付金事業でも、他人の支給要件確認書を誤って封入し、送付するミスが2件あった。

 もう一方の誤送付は国民健康保険の療養費支給申請手続きで高額療養費と療養費の交付決定通知581通の封入時に発生。担当の保険年金課によると、窓口負担額や装具の作成費用など申請時に提出された領収書の返却を希望した2人のうち、誤って1人の封筒に2人分の領収書を同封していた。

 19日午前10時ごろ、青山支所の窓口に「別の人の領収書などが入っていた」と届け出があり、判明した。領収書には氏名と領収金額、作成装具名、業者名などが記載してあり、交付決定通知書は同月14日に発送していた。

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