【竹や雑木の伐採作業】

 近畿大学農学部(奈良県奈良市中町)の環境政策学研究室(鶴田格教授)に在籍する3年生16人が6月中旬、山添村広瀬の名張川沿いの入川道周辺で、地元有志とともに伸びた竹や雑木の伐採作業に汗を流した。

 農業経済学や文化人類学などを専門とする鶴田教授は、十数年前から同村と農業分野で交流があり、学生の伐採作業体験は2020年から3年次の環境管理学専門実習の一環として取り組んでいる。

 作業は名張川のアユ釣りが解禁になる時期の直前に合わせ、県道から河原までの数十㍍にわたって行われた。学生たちは朝から休憩を挟んで夕方まで、地域の人たちに教わりながら、道をさえぎる竹や雑木などをのこぎりや手で除去していた。

 男子学生の一人は「単調な作業ではなく、体全体を使う動きなので、思っていたより楽しかった。地元の方と一緒に、学校周辺での作業とまた違う経験ができて勉強になった」と話していた。

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