【2回裏、1塁走者をけん制で刺した葛本捕手(2)を迎える名張青峰の選手たち=四日市市羽津で】

 第105回全国高校野球選手権三重大会(朝日新聞社、三重県高校野球連盟主催)の1回戦3試合(うち継続試合1試合)が7月12日、四日市市営霞ケ浦球場で行われ、伊賀地域の学校では、名張青峰が初回に打者一巡の攻撃で4点を挙げるなど、四日市西を7‐0(7回コールド)で下した。

 名張青峰は初回、1番・朝日寛太選手(2年)、2番・中根将吾選手(3年)の連打で早々に1点を先制。更に4番・大西佑飛選手(同)の適時打、6番・元谷悦士選手(2年)の右越え二塁打などで4点をリードする。2回には5番・葛本匠汰捕手(同)の左越え二塁打、4回にも犠飛でリードを広げる。先発の井村良大投手(3年)は守備陣の好プレーにも助けられ、4回まで無失点、2番手の岡野凛翔投手(同)も無失点に抑えた。

 3安打2盗塁に加え、左翼での攻守が光った朝日選手は試合後、「試合前に『初球から思い切って振っていこう』と声を掛けてもらい、甘い球を打つことができた。次の試合も先頭で出てプレッシャーをかけていきたい」、福留史騎主将(3年)は「一昨年、昨年と夏の大会で勝てていなかったが、先制して逃げ切るという、思い描いていた勝ち方ができて良かった」と話した。

※名張青峰-四日市西の試合結果詳細は「伊賀・名張の高校野球応援ブログ」(http://blog.livedoor.jp/iganabari_baseball/)に掲載

 また、11日にダイムスタジアム伊勢(伊勢市)で行われた1回戦では、近大高専が伊勢に8‐2で勝利した。

 近大高専は吉留勇太投手(2年)が2回から6回まで無安打と安定感をみせる。打線は1点を追う3回、奥野朝斗選手(3年)の犠飛と池田禄紀選手(同)の適時打で逆転に成功。5回にも森澤蒼太選手(同)、阪口晃大主将(同)の連続三塁打などで加点、7回にも寺地翔選手(同)の2点適時打で5点差に広げる。4点差の9回には奥野選手の三塁打、中尾一真選手(同)の犠飛で更に差を広げた。

※近大高専-伊勢の試合結果詳細(記録のみ)は「伊賀・名張の高校野球応援ブログ」(http://blog.livedoor.jp/iganabari_baseball/)に掲載

 12日で1回戦が終了し、15日からは2回戦に入る。伊賀地域の学校では、上野、神村学園伊賀、近大高専、名張青峰の4チームが勝ち上がっている。

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