【作品を手にする「写団なばり」の皆さん】

 「1枚では表現しきれないストーリー性や時間を追った変化を感じて」。組写真や連作の表現を主体とする写真愛好家グループ「写団なばり」の作品展が、7月15から17日まで三重県名張市元町のリバーナホール(イオン名張店3階)で開かれる。入場無料。

 11人のメンバーは市内在住の60代から80代で、写真歴が半世紀に及ぶ人もいる。公募展への出品や地元のサークルでの活動など、普段はそれぞれに感性を磨いているが、毎年開催の作品展はメンバー同士の交流を深め、技術や情報を共有できる貴重な機会だという。

 22回目となる今回は、1人の陶芸家が紡ぎ出した壮大な物語に想いをはせる「陶芸空間」、星峠の棚田(新潟県十日町市)で夜明けまでのグラデーションを表現した「目覚めの里」など、各自でテーマを決めて撮影した44枚を展示する予定。

 代表の松田賢治さんは「複数を組み合わせてできる表現の広がりが大きな魅力。その場に身を置いているような感覚に浸って」と来場を呼び掛けた。

 時間は午前10時から午後5時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは松田さん(090・3422・9151)へ。

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