【江戸川乱歩像前で行われた街頭啓発活動=名張市平尾で】

 大麻や覚醒剤など違法薬物の恐ろしさを訴える「ダメ。ゼッタイ。」普及運動期間(6月20日から7月19日)中の7月5日、三重県名張市平尾の近鉄名張駅前で街頭啓発活動があった。保護司や学校薬剤師らでつくる伊賀地区薬物乱用防止指導者協議会のメンバー7人が、薬物乱用撲滅を呼び掛けた。

 厚生労働省によると、2022年の大麻による全国の検挙者数は、過去最多を更新した21年に続く高水準。検挙者の約7割を30歳未満が占めており、若年層の大麻の乱用が問題となっている。

 この日、協議会のメンバーは駅東口の江戸川乱歩像前などで活動。標語入りのポケットティッシュの他、処方薬や市販薬を過剰摂取する危険性、依存症の「負のスパイラル」などを伝えるリーフレットを通勤通学の会社員や高校生らに配布した。

 協議会事務局で伊賀保健所衛生指導課主査の中瀨健太さんは「薬物への誘いがあっても、NOと言える勇気を持ってきっぱり断って」と呼び掛けていた。

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