【大会のメダルや賞状を手にする(右から)岩森会長、廣瀨社長。左は名張市陸上競技協会の徳地和子理事長=名張市夏見のメイハンフィールドで】

小中高生ら1000人参加

 6月18日に三重県名張市夏見のメイハンフィールド(市民陸上競技場)で「第1回メイハンカップ陸上競技選手権大会」が開かれる。ネーミングライツ(命名権)で協賛する株式会社メイハン(本社・同市東田原)の名を冠した初の大会で、年長児から一般まで約1000人が参加する。

 市では今年から、名張中央公園の体育施設の協賛事業者に、名称を冠した大会を年1回、優先開催できる機会を設けた。同社は13年から市民野球場(メイハンスタジアム)、17年から陸上競技場の命名権を取得し、地域スポーツの発展などに寄与してきた。

「できること 継続して」

 同フィールドは17年、トラックのウレタン舗装や障害者用駐車場の設置など改修を施し、日本陸上競技連盟の第4種公認競技場に。今回は名張市陸上競技協会が2020年から開催している「名張市陸上競技会」を「メイハンカップ」として開くことになった。

 保健体育教員だった父の背中を見て育ち、自身の子2人も同フィールドで陸上競技に取り組んでいるという同社の廣瀨直也社長は「企業としてSDGsの観点でできることをこれからも継続していきたい。子を持つ保護者の一人としても、子どもたちの笑顔につながることを続けていけたら」と語った。

 同協会の岩森正敏会長は「これまでの協賛が、施設整備や備品購入の大きな助けになってきた。今大会に向けてメダルも新調できたので、子どもたちに目標を持って頑張ってもらえるのでは」と期待を込めて話した。

 メイハンカップは午前8時半開会、同9時競技開始。競技は学年別で、トラックは60メートルから3000メートル、ハードル走、リレーなど、フィールドは走高跳、走幅跳、三段跳、砲丸投などを行う。荒天中止。〈PR〉

- Advertisement -