【写生会が開かれる名張藤堂家邸跡=名張市丸之内で】

 子どもたちに身近な文化財を知ってもらおうと、三重県名張市教育委員会は7月21から23日まで、同市丸之内の上級武家屋敷「名張藤堂家邸跡」(県指定史跡)を会場に、小中学生対象の写生会「名張藤堂家邸を描きましょう」を開く。県文化賞の「文化功労賞」を受賞した市内在住の日本画家、津田親重さん(70)が講師を務める。受講無料。

期間中に会場で展示する予定の作品を手にする津田さん(右)ら=名張市役所で

 写生会は前年に続き2回目で、今回は対象を子どもに絞った。7月21日午後1時30分から▼22日午前10時から▼22日午後1時30分から▼23日午前10時からの計4回、各2時間の開催で、各回定員10人(先着順)で要事前予約。用紙はあるが、色えんぴつなどは持参する。作品は、10月7日から11月5日まで市郷土資料館(安部田)で展示予定。

 申し込みは6月12日から7月10日に電話(0595・63・7892)、ファクス(0595・63・9848)、電子メール(syougaigaku@city.nabari.mie.jp)で市教委文化生涯学習室へ。

 期間中は入館無料で、会場で津田さんの作品「名張十景」を展示する。津田さんは「藤堂家邸を題材に、自分ならではの表現をしてほしい」と参加を呼び掛けた。

夜の特別イベントも

 22日午後6時30分からは津田さんによる日本画の実演や「KJ Ensemble」による電子ピアノやフルートなどの演奏がある。定員30人で、12日から市役所(鴻之台1)3階の同室で配布する整理券が必要。

 問い合わせは同室(0595・63・7892)まで。

- Advertisement -