三重県名張市は6月6日、同市安部田の宇陀川に架かる「坂の下橋」(全長56メートル、幅2・5メートル)に取り付けられている水道管を止める作業を7日に緊急で実施すると発表した。橋は2日の大雨の影響で橋脚が傾くなど損傷し、3日朝から通行止めになっている。
市上下水道部水道工務室によると、橋梁部の下流側には直径15センチの水道管が取り付けられている。3日に応急の補強を行い、これまでに漏水などは発生していないが、橋の損傷が進んだ場合に備えて使用をやめることにした。
別の橋を通るルートの水道管が既にあるため断水は発生しないが、作業に伴って濁水などの可能性もあるとして、周辺の約550世帯に案内文書を配布した。作業は午前9時から夕方まで。
市維持管理室によると、橋の損傷程度は3日時点よりも若干進んでいる。復旧の見通しは立っていない。
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