大型の台風2号と梅雨前線の影響で大雨警報が発令された三重県伊賀市の災害対策本部は6月2日、土砂災害の危険性が高まっているとし市内の一部地域を対象に「高齢者等避難」の防災情報を出し、11か所に避難所を開設した。今年3月に完成した川上ダムは防災操作に活用する空き容量確保で放流を開始している。
避難所の開設場所は▼上野北小学校▼三訪小学校▼諏訪地区市民センター▼府中小学校▼前田教育会館▼霊峰中学校▼阿山保健福祉センター▼大山田保健センター▼ライトピアおおやまだ▼島ヶ原中学校▼青山中学校。同対策本部によると、午後5時現在で1世帯2人が利用している。
市内の公共交通機関では、JR西日本が関西線の亀山‐加茂間、草津線の貴生川‐柘植間の終日運転取り止めを発表。
川上ダムの放流開始は午前9時。同管理所では、特に水位が上昇する下流域では、河川内に立ち入らないようにするなど注意を呼び掛けている。
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