【大会の映像を前に今季を振り返る小林さん=伊賀市役所で】

 全日本スキー連盟に所属するスキークロス日本代表の小林竜登さん(27)=三重県伊賀市上野西日南町=が5月26日、市役所を訪問し、大森秀俊副市長にシーズンの成績を報告した。今季はワールドカップで自己最高の16位に入り、世界選手権では23位、全日本選手権では優勝を果たした。

 スキークロスはジャンプ台やカーブなどが設置されたコースを4から6人で滑降し、ゴールを目指すフリースタイルスキーの一つ。2010年からオリンピックの競技として正式に加わった。

 長野県出身の小林さんは幼少期からスキーに親しみ、高校時代にはアルペンスキーのスーパー大回転で全日本選手権優勝を経験。21年に開催予定だった「三重とこわか国体」に向けて、18年に同市に移住。コーチからの勧めもあってスキークロスに転向した。

 この日、小林さんは自身が参加した大会の映像を見せながら、競技の魅力を語った。レースでは選手同士の接触や転倒のしやすさから、滑る速度やライン取りなどに駆け引きがあるという。

 26年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックへの出場を目指す小林さんは「選考基準になる世界ランキングでのランクアップを目指して、頑張っていきたい」と意気込んだ。

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