三重県伊賀市玉瀧の彫刻家、大平和正さんが出展する2つの作品展が、史跡旧崇広堂(上野丸之内)と武家屋敷入交家住宅(上野相生町)で開かれる。
史跡旧崇広堂で5月20日から6月18日まで開かれるのは国内外で活躍する彫刻家、中村ミナトさんとのコラボレーション展「大平和正×中村ミナト―磁場の共振―」。
大平さんの彫刻作品「風還元シリーズ」から土の塊を思わせる陶の球体と、中村さんの無機質でエッジの効いたアルミ彫刻という「異質のもの」をあえて対峙させて展示。「会場となる崇広堂の特有な和の空間と共振して、どんな磁場が形成されるのか、全身で感じてほしい」という。
時間は午前10時から午後5時まで。火曜休館。入場料500円(高校生以下無料)。
入交家住宅では6月3日から18日まで大平さんの作品展「『風還元/茶碗』―茶碗は彫刻Ⅵ―」が開かれる。茶わんを彫刻として捉えている大平さんが独自の提示方法として展開するインスタレーション(空間)展になるという。
時間は午前9時から午後4時30分。入場無料。販売有り。火曜休館。
2023年5月13日付843号6面から
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