【展示した写真を眺める川本さん(左)ら=伊賀市上野丸之内で】

 小さく生まれた子どもたちの成長を収めた写真展が、三重県伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀1階エントランスホールで開かれている。主催は、県内の低出生体重児(2500グラム未満)の保護者でつくる「三重リトルベビーサークル リアン」で、伊賀地域では初めての開催。5月29日(月)まで。

 伊賀市唯一のメンバーで共同代表の川本綾子さん(37)は、6歳の長男が予定日より約4か月早く、体重520グラムで誕生した。「成長のこと、病気のことなど不安は尽きないが、ゆっくりだけれど本人なりに成長し、できることが日々増えている。元気でいてくれることが一番」と話す。

 昨年発足した同サークルは、コロナ禍では家族同士のSNSなどでのオンライン交流が中心だったが、県やNICU(新生児集中治療室)を備えた県内の医療機関の医療従事者、保健師、小児科医会、助産師と協働で編集してきた「みえリトルベビーハンドブック」が今年3月に完成した。育児や治療、発達の記録を記入できる他、相談できる機関の連絡先や知っておきたいことなども詳しく盛り込んでいて、出生体重1500グラム未満の子の保護者らに無償で配布している。

写真とともに掲示されている資料=同

 今回は、生まれた直後の姿と現在の様子を収め、メッセージを添えた写真など、全国から寄せられた約120点をボードに掲示した。先輩ママからのメッセージや医療関係者からの言葉、500グラムと1000グラム、2500グラムの重さの違いを手に取って体感できるコーナーもある。

 川本さんは「小さく生まれても大きく生まれても、その子なりに成長していくので、ゆっくり見守ってほしい。こうした機会に生まれる絆を大切に、不安も喜びも共有してもらえたら」と話していた。

 見学は自由。時間は午前7時から午後10時まで。

- Advertisement -