三重県名張市の市がん・難病相談室主催の講演会「第13回名張で学ぶがん医療」が5月21日午後1時30分から、市武道交流館いきいき(蔵持町里)で開かれる。入場無料、要事前申し込みで定員先着100人。
講演会は2010年からほぼ毎年続いており、今回は三重大学医学部付属病院ゲノム医療部の奥川喜永教授が「がんゲノム医療と総合がん治療センター構想」をテーマに講演する。
がんゲノム医療は、がん患者のゲノム(全遺伝情報)を解析して最適な治療法を選ぶ新しい医療。日本では2019年に条件付きで保険適用された。三重大病院は同年、「がんゲノム医療拠点病院」の指定を受け、医療体制を構築している。
企画者で同相談室相談員の広野光子さん(82)は「選択肢をまだ知らない人もいる。最新の情報を地域の色んな世代の人に聞いて頂き、がんは怖い病気ではないということを感じてもらいたい」と参加を呼び掛けている。
申し込み、問い合わせは広野さんに電話・ファクス(0595・63・7674=共通)またはメール(kitto-12@e-net.or.jp)で。
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