【シンガーソングライターとして活動する四ツ谷さん】

伊賀でコンサート出演 13日

 シンガーソングライターとして活動する三重県名張市百合が丘東1の大学生、四ツ谷衛太さん(18)は、切ない思いをつづったラブソングなど「普段はなかなか言葉にして言えない思い」を歌に込め、ギターを奏でる。学校や地元のイベントなどで歌を披露し、動画サイトやSNSなどでも活動を発信している。

 高校1年のころ、父・和幸さんに教えてもらいながらアコースティックギターを弾き始め、その後は動画サイトなどを見て学んだ。高校時代は友人とバンドを組んで文化祭で演奏し、市民センターや商業施設などのイベントでも歌を披露してきた。

 オリジナル曲は、天気や季節感を織り込んだ抒情的なナンバーを中心に、「慈雨」「祈り」「静かな朝に眠る君」など約80曲。初めはギターで曲作りをしていたが、今年からはパソコンを使って作曲も始めた。口にできないことや「あの時こうすれば良かった」という思い、逃げ出したい現実を、悲観的にではなく明るく肯定するような気持ちで作っているという。

 この春から大阪の大学へ進み、和幸さんからは入学祝いとして、アコースティックにエレキの要素も加わった「オベーション」のギターを新しく買ってもらったそうで、ライブでは2本使用し、「一緒に成長していきたい」と思っているそうだ。

 今後は地元だけでなく大阪でも活動できる機会を求めていくといい、「誰かに合わせたりするのでなく、自分の歌いたいことをぶれずに歌い続けられたら」と思いを語った。

 四ツ谷さんは、5月13日に伊賀市種生の博要の丘(旧博要小)で開かれる「山の学校市場in博要の丘&TONARIGUMI(となりぐみ)コンサート」に午後1時ごろ出演し、「祭囃子」「快晴」の2曲を含む6曲ほどを演奏する予定。コンサートは午前10時から午後4時までで、入場無料。和幸さんが所属するバンドや弾き語り、合唱など約10組が登場する。

 コンサートの問い合わせは花垣さん(090・4869・0311)へ。

2023年5月13日付843号3面から

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